赦し得ぬこゝろ 同人


アイヌ行く隔離病舎だ電話など要らぬというた町会議員

今もなほ、アイヌと笑ふシサムのアイヌに劣る心のみじめさ

赦したい、あゝ赦したいと思へども、え赦し得ぬ悲しいこゝろ

アイヌなる故に誇をもつわれが淋しく思ふ憐な心だ


※95年版『コタン』より
※この作者「同人」が、誰であるかは不明。最後の短歌の内容からすると、違星北斗であるという可能性も考えられるが、反面、北斗は短歌の中で和人のことを「シャモ」といい、「シサム」という用語は使っていないと言う点で、北斗ではない可能性も高い。