志づく(第三巻第一号)
表紙
コタン吟
アイヌ 北 斗
悪いもの降りましたネイと 挨拶する 北海道の雪の朝方 ※
シリバ山 もしそにからむ 波のみが 昔を今に ひるかへすかな
正直なアイヌだました シャモをこそ 憫れなものと ゆるす此頃
久々で熊がとれたで熊の肉 何年ぶりで食ふたうまさよ
コタンからコタンを巡るも 嬉しけれ 絵の旅 詩の旅 伝説の旅
※この短歌は、遺稿集に収録されていない。